チャーシューご飯、美味しいね

アメコミや特撮、ポリコレ問題について語ったりします。

「初心者に向けたおすすめ邦訳アメコミ」

追記:2020/01/22  

無駄が多いなと感じたので修正しました。

 

今回のブログでは、

DCコミックス興味があるし、

DCの邦訳アメコミを読んでみたいけど、

邦訳数が多くて、どれから読めばいいの?」

 

という方のために、僕が主観的に選んだ

”これから読み進めてみろ!”といった、

作品をいくつか紹介していきたいと思います。

(まあ個人的には邦訳少ないけどな)

 

MARVELをはじめとしたアメコミ原作の

映画やドラマって面白いですよね。

ずっと見てると、"映画やドラマでは

こんな展開だけど、原作もこうだったのかな?

コミックではどんな感じなんだろう?"

って思ってきたりしませんか?

 

それ、アメコミの読み時です。

 

"でも英語まみれの原書を読むのは気が引ける…”

という方もいると思います。

ですが、ご安心ください。

アメコミは、ヴィレッジブックスや

Shopro Booksなどといった、

日本の出版社によって邦訳版が

出版されています。

ですから、原書を読みながら翻訳するとかいう

しんどすぎることをせずに作品を楽しめます。

アメコミを邦訳している方々には

本当に感謝しかないです。

まあ、ハマりすぎると邦訳不足に

喘ぐようになってしまい、

結局は英語まみれの原書に手を出して

英語読めねえ!って喘ぐんです。

 

まあそもそも日本ではDCがまだ有名ではなく

MARVELしか知られてないのが実状。

なので、”DCコミックスってなんすか?

MARVELとの違いは?”

という所から語っていきたいと思います。

まず、アメコミはアメリカンコミックス

略称らしいです。知らんけど。

アメコミは日本の漫画会社同様、

さまざまな出版社があるわけです。

その出版社は主にコミックレーベル

呼ばれているんですよ。たぶん。

レーベルをわかりやすくいうとなんだろうね。

"集英社"とか"講談社"みたいなもの、かな?

レーベルはいろいろあります。

DCとかMARVELとか。ほかにもいろいろ。

 

MARVELって言ったらもうみんな知ってるね?

MCUとかX-Menとかスパイダーマンとか

いーろいろ実写化してますしね。

MARVELの話はさておき、

コミックレーベルの中で

僕が一番好きなのが”DC"です。

DCの有名ヒーローといえば、

やはり”スーパーマン”や”バットマン”ですか。

個人的には”フラッシュ”や”レッドフード”、

ナイトウィング”やら大好きだから

もっと話題になってほしい、日本国内でも

人気ヒーローになってほしい!と思う。

魅力的なヒーローがめちゃくちゃ多いのが

DCですね。もうホント大好き。

 

まあ…DCEU(DC Extended Univrse)は

当たり外れの差が激しかったり、

DCの実写映画は基本ダークナイト以外

人気じゃなかったり、いろいろありますし、

ファンとしてはもっと素晴らしい映画を求めてしまうんですよね。

(2020年1月現在、ジョーカーがすごい話題に)

実写作品のもたらす影響力や余波というものは

計り知れないものですし、

それらで登場し、好評だった要素はコミックに

も取り入れられていきますし、

大きい意味を持つんです。だからこそ、

コミックへの敬意を忘れてほしくない。

監督には自分が撮りたい映画を撮るのは

全然いいけど、コミックへの敬意を払った上、

という前提の下というのはしっかり

理解していただきたいなあと思います。

まあ、今回は実写ではなく邦訳アメコミの話

なので、ここらへんで割愛。

 

少し、話が逸れてしまった気がしますが、

おすすめ邦訳ですね。

この話、面白すぎるけど初心者には

ちんぷんかんぷんやろなってシリーズは

今回は語らない方向性で行きますが、

今後絶対語ると思うんでお待ちください。

”モリソン・サーガ”とか絶対語るんで笑

 

まずは、バットマン関連でのおすすめを。

バットマンは国内でトップクラスの邦訳率の

高さを誇る大人気キャラクターです。

なので、おすすめのタイトルも比例して

めっちゃ多いんですが、とりあえずは、

実写を観たことない、あるいはコミックの

誕生秘話を知りたい!という方に向けて。

 

バットマン:ゼロイヤー」シリーズ
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 https://www.amazon.co.jp/%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%B3-%E3%82%BC%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC-%E9%99%B0%E8%AC%80%E3%81%AE%E8%A1%97-NEW-DC%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/dp/4796875115/ref=pd_lpo_sbs_14_t_2?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=ECZMHR38JEWYKF8BXGDM

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%B3%EF%BC%9A%E3%82%BC%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC-%E6%9A%97%E9%BB%92%E3%81%AE%E8%A1%97%EF%BC%88-NEW-52-%EF%BC%89/dp/4796875468/ref=pd_bxgy_14_img_2/375-5006283-0359350?_encoding=UTF8&pd_rd_i=4796875468&pd_rd_r=15bc3f73-61c9-11e9-8492-2b673bb574b4&pd_rd_w=hlTxe&pd_rd_wg=ds8b2&pf_rd_p=2d39d87c-5ff4-47a9-a2d0-79fb936a2d97&pf_rd_r=4NWS6FG0JAWR9VTJ110G&psc=1&refRID=4NWS6FG0JAWR9VTJ110G

 

2011年の"フラッシュポイント”を経て

誕生した新シリーズ”New 52”の

バットマン誌のエピソードです。

(”フラッシュポイントってなに?”とか、

”New 52ってなに?”って思った方も

当然いらっしゃると思うんですが、

今回はそれらについて語らず、

今後の記事で”DCユニバースの歴史”について、

語っていきたいと思います)

 

バットマン:ゼロイヤー”シリーズは

本来、New 52のバットマン

#21~#33の中で連載された

途中のエピソードなんですが、

最初から読んでも、途中から読んでも

全く問題ない感じにはなってます。

本作は”ブルース・ウェインがいかにして

バットマンになったのか?”という

いわゆる"オリジン"の最新版。

(アメコミ用語で誕生秘話をそう呼びます)

 

自分が読んだアメコミの中でのおすすめ、

という形なので、

おいおい、

そこは”バットマン:イヤーワン"だろ!と

言われちゃいそうですが、

僕はまだ読んだことないので

ゼロイヤーにしときました。許してください。

 

バットマンの誕生秘話というだけでなく、

バットマンの友人で協力者の

ジム・ゴードン警部補”との再会とか、

彼の宿敵”ジョーカー”になる様子の男も

登場したり、

敵の一人”リドラー”の誕生秘話でもあったり、

さまざまな要素があって楽しませてくれます。

めっちゃ面白いです。

そして、彼の将来の仲間、

バットファミリーの一員となる

”デューク・トーマス”と初めて出会うシーンがあったり、今後の展開の伏線も

散りばめられています。

いろんなものを読み進めた後に読み返すと、

伏線だったことに気づけるんですよね。

それがアメコミの奥深く、面白く

抜け出せない沼なポイントだったりします。

 

また、ロビンをはじめとするバットファミリーについてよく知りたい!という方が

いらっしゃると思うので、少しそこらへんについても述べたいと思います。

バットマンの邦訳は充実しているのですが、バットファミリーに関しては、

あまり邦訳は充実しているとは言えない状況にあり、アメコミの解説本や

ウィキペディア、DC Database等で知識を得ないと分からない部分があります。

僕も読めてないものが多いので、他の方々のように詳しくお話は出来ませんが、

歴代ロビンの最低限のオリジン程度は把握しているので、

そこらへんについてはいつかお話したいと思います。

 

では、次のおすすめの作品に話を変えていきたいと思います。

 

ジャスティスリーグ:誕生」

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https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0-NEW-ShoPro-Books-NEW52/dp/4796871403

 

DCコミックスも、MARVELと同じく人気ヒーローたちがチームを組んでいます。

というか、アメコミでヒーローチームという文化を持ち込んだのはDCが先で、

MARVELはそれに対抗してアベンジャーズを作った・・・という話があります。

これに対し、MARVEL側は構想は前からあったが、DCが先を越された、と

言ったりしてますね。まあ真偽は不明ですが、DCが先にヒーローチームを

世に送り出したというのは紛れもない事実です。

アベンジャーズの初登場は1963年で、ジャスティスリーグの初登場は1960年。

3年の差は大きいような、小さいような。笑

 

・・・実はですね。DCはジャスティスリーグの前に、

ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ(通称JLA)というチームを、

なんと1940年時点で世に送り出していました。

DCはアメコミでよく使われる概念マルチバース(多次元宇宙論)を初めて、

コミックで用いたとの話もありますね。凄いですね、最先端ですね。

 

ジャスティスリーグの話に戻しますね。ジャスティスリーグバットマンや、

スーパーマンたちが所属するチームの名称です。

僕のおすすめする本作では、”スーパーマン”、”バットマン”、”ワンダーウーマン”、

”グリーンランタン”、”フラッシュ”、”アクアマン”、”サイボーグ”の7人が

リーグのメンバーとなっています。

話の本筋としてはですね。

 

バットマンの活動の拠点、ゴッサムシティに、正体不明の異星人が襲来。

バットマンは異星人に立ち向かうが、彼はスーパーパワーを持たない

普通の人間であるため、押され気味になってしまう。

そんなバットマンの前に、グリーンランタンが現れ、異星人を倒す。

彼らは同じく異星人であるスーパーマンが関与しているのではないかと判断し、

彼の活動の拠点、メトロポリスへ向かうが、スーパーマンは彼らが

異星人と関与していると誤解しており、戦いになってしまう。

グリーンランタンは友人であるフラッシュを呼ぶが、

スーパーマンのパワーには勝てず、窮地に立たされるが、

バットマンの冷静な判断による説得により、スーパーマンも冷静さを取り戻す。

異星人騒動に彼は関与していないことが発覚する。

バットマン、ランタン、スーパーマン、フラッシュたちは4人で事件の捜査を開始。

捜査の中、異星人と再び戦闘になるが、そこにワンダーウーマンが現れる。

5人で力を合わせる中、海の中からも異星人軍団が襲来。

同時に、海の中からアクアマンが現れ、6人のヒーローが集うこととなる。

そんな彼らの前に、サイボーグがテレポートしてやってくる。

状況は混沌を極める中、異星人―パラデーモン達の親玉である

ダークサイドが地球に襲来。7人は力を合わせて、ダークサイドに立ち向かうが、

経験の浅い彼らは苦戦を強いられ、スーパーマンはパラデーモンに拉致されてしまう。

スーパーマンを救うべく、バットマンはダークサイド達の拠点である

”惑星アポコリプス”に単身乗り込んでしまう。

果たして、バットマンたちはダークサイドの魔の手から世界を救うことができるのか”

 

というのがあらすじです。わざと話を全部書いてません。へへ。

本作では、DCヒーローたちが初めて出会うところからチーム結成までを

描いており、初心者も読みやすい作品となっています。

僕も、この作品を読んでDCの邦訳アメコミの沼にハマった気がします。

また本作では、ジャスティスリーグのメンバーのサイボーグのオリジンが

アポコリプス軍との戦いと同時進行で描かれていますので、

そちらも楽しんでいただけると思います。

 

ちなみに2017年の実写映画ではオリジンが撮影されていたのにもかかわらず、

公開版では全シーンカットされるというファンからすればモヤモヤポイント、

リサーチ不足を棚に上げ、予備知識すら入れずにDCの世界に足を踏み入れ、

グチグチモノを言って去っていく、Yahoo映画とかに現れる批評家には叩かれ、

さらにカットされたシーンの重要っぷりと追加撮影シーンのそうでもなさが

個人的にこう・・・どうしてなんだよ!って思ってしまい・・・

好きなんですけどね、ジャスティスリーグ

それはさておいて。

 

また、本作ではスーパーマンワンダーウーマン、グリーンランタンなどの

DCヒーローのオリジンは描かれておらず、既にヒーローとしての活動を始めている

という時系列の話となるのでオリジンを把握してない上、

把握していないと作品を楽しめない!という方は、

事前にウィキペディア等で予備知識を頭に入れておくか、

”マン・オブ・スティール”や”ワンダーウーマン”等の実写作品一作目を見る、

という方法で知識を入れておいた方がいいかと思われます。

予備知識なくても本編でそれなりに説明があるので十分楽しめますし、

オリジンを後から知るという順番でも問題ないと思います。

コミックでオリジンを知りたい!という方は、

バットマンに関してはゼロイヤーを読まれるのが良いと思いますが、

他の彼らは特にオリジンは邦訳されてなかったりします。

なので、彼らのオリジンをまとめた邦訳本をご紹介しておきます。

 

「DCキャラクターズ:オリジン」

f:id:AyotomIM_Libra:20190418210034j:plain

https://www.amazon.co.jp/DC%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA-%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%B3-ShoPro-Books-NEW52/dp/4796875778

 

本作はジャスティスリーグのメンバーたちのオリジンを簡潔にまとめた

エピソードが収録されているほか、グリーンアローやスーパーガール等、

実写化されているヒーローのオリジンも収録されているお得な一冊です。

コンスタンティンのオリジンなんかも入ってて、これは貴重だなあと思います。

これを読めばどういう過程でパワーを手に入れたのか、ヒーローになることを

決意したのか、などがこれ一つでなんとなく分かるので知識の補完の手助けになる

一冊だと思います。

 

では、次はこちらの作品。

「シャザム!:魔法の守護者」

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https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%B6%E3%83%A0-%E9%AD%94%E6%B3%95%E3%81%AE%E5%AE%88%E8%AD%B7%E8%80%85-NEW-52-DC/dp/4796875344

 

今週金曜日に実写映画も公開される、吹き替え監修福田雄一、シャザム役菅田将暉と、

良くも悪くもファンを騒がせている”シャザム!”の原作コミックです。

映画版はこちらのオリジンを参考に、かつ忠実に作られているみたいなので、

非常に楽しみな作品ですね。

 

こちらの邦訳がされるまでに至った経緯としては、

シャザム(キャプテンマーベル)の大ファンであるSEN氏(内藤真代氏)がShopro Booksに自身が邦訳したプロットを持ち込み、邦訳決定に持ち込んだということで、内藤氏の熱意がシャザムを国内で邦訳、出版の流れに持ち込ませたという素晴らしいエピソードです。そんな内藤氏ですが、シャザム!のライターのジェフ・ジョンズ氏から直接お声がかかって、現在シャザム!のスピンオフのコミックのアートを担当されているらしいです。素晴らしすぎる。爆エモ案件じゃん・・・。読みたさしかない。

 

さて、そういった経緯で本作ですが、これがとにかく面白い。

シャザムのファンになるのも分かる、邦訳してほしい気持ちも分かる。

凄い面白いんですよこれ。

孤児で家を転々としてきた少年、ビリー・バットソンがひょんなことから

バスケス夫妻に引き取られ、同じく彼らに引き取られたフレディたちと出会い、

彼らをいじめるクサレ悪ガキをボコボコにしたのち、地下鉄で逃げてたら、

地下鉄がなぜか古代の神殿みたいなとこにたどり着いて、魔術師から

シャザムの力を託され、ビリーはシャザムとなる。という話です。

DCには珍しい魔法で変身するタイプのヒーローであり、心温まる家族ドラマであり、

感動する作品でもあるので、ぜひとも読んでほしい一冊です。

シャザムは中身は子ども。なので、子どもらしい言動や一面を見せたりします。

映画の予告でも大人の姿でビールを飲んで、まずかったのか吐き出しているシーンが

印象的です。シャザムをすこれ。

 

めちゃくちゃ長くなってしまいましたが、以上で初心者向けおすすめ邦訳アメコミの

記事を終えたいと思います。とりあえず3冊くらいおすすめしましたが、

思い出したり増えたりしたらまた記事にすると思いますので、その時は

ぜひとも読んでください。まあ読まなくてもいいです。

というわけで、次回の記事でお会いしましょう、ばいび。