チャーシューご飯、美味しいね

アメコミや特撮、ポリコレ問題について語ったりします。

【アメコミ紹介】バットマン・アンド・サン

 

 

どうも。

 

近頃、グリーンランタン(以降GL)の邦訳集めに

ハマっておりまして、

シネストロ・コァ・ウォー

ブラッケスト・ナイトを購入しまして。

全部超面白かったですね…。

事前にGL:シークレット・オリジン

クライシス・オン・インフィニット・アースズ

そしてインフィニット・クライシス

読んでたんで、それらの要素が絡んでくる、

シネストロ・コァ・ウォーをしっかり

楽しめました、うれぴ。

ブラッケスト・ナイトシネストロ(略)の

後日談的要素もあるとはいえ、

ファイナル・クライシスを経た"後"

物語なので、ファイクラ未読の俺は

ちょっと楽しめんかな?と

最初の数ページを読んで思ったけど、

そんなことなく、ファイクラ

何が起きたかある程度把握していれば、

全然楽しめたわ。ジェフジョンすご。

そして、グリーンランタン系列の作品なんで、

ハルたちが大活躍するんかと思ってたら、

まさかのハルバリー(フラッシュ)が大活躍。

下手したらバリーのほうが出てるかも?

ハル・ジョーダンバリー・アレンは実写で

絡んだ回数は0回ですが、

コミックでは大親友であるということは、

なんとなくだけど知ってたので、

二人の絡みが観られて僕、満足!

めちゃくちゃ面白いので、

いつか記事にしたいと思います。

っていうかそれ以前にGL:リバースを

まだ読めてないのつらい。

どこかに売ってないかなあ、といった心境。

まあそれはさておき、本題に参る!

 

今回ご紹介するアメコミはこちら。

バットマン・アンド・サン」

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 はい、というわけで。

今回から、グラント・モリソン

バットマン・サーガについて語っていきます。

待ちに待った瞬間ですね(俺だけが)

モリソンサーガの大きな特徴といえば、

大きく二つ挙げられるかな?

まずは、”何十年も前のコミックに登場した

使い捨てのキャラや設定を膨らませ、

再解釈して、サーガ内に登場する、という

モリソンの凄いやり口。

本当に、いろんなコミックから設定を

雑食に引っ張り出してる。

誰がわかんだよそれ!ってくらい

マニアックな設定の再利用もちらほらと。

つぎにこちら…っていうか、

本作の最大の特徴はこれかな。

 

”ブルースの実の息子で、現在のロビンでもある

ダミアン・ウェインの記念すべき初登場"

もうこれですよね!!!

僕はスコスナのバットマン

トマシ先生のスーパーサンズ等で、

ちらほらとダミアンの活躍を目にすることは

多かったのですが、モリソンサーガを経て、

ダミアンが大好きになっちまった。

もちろん、歴代ロビンたちも好きが増した。

みんな素敵すぎてなあ。

さて、バットマン・サーガを担当した

グラント・モリソンといえばね。

どれだけアメコミに慣れてる人でも、

困惑させるくらい難解な作風が特徴的。

ほんとにわかんないんですよたまに。

え?どういうこと?みたいなのよくある。

でもその難解な作風がね…?

読み返したくなるんだよね…?

唐突にぶち込まれる理解しがたい描写が

後になって読むと、実は伏線だったり。

そんなんよくあるんですよ。 

難解だからって途中放棄は厳禁!!!

そんな人はモリソン不向きです!!!

モリソン作品についてのお話は

これくらいにして。

早速"バットマン・アンド・サン"本編について

ご紹介していきたいところ…

 

 

なんですが、その前にですね。

ご紹介しとかんといかん作品が。

 

バットマン

サン・オブ・デーモン」

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※邦訳版"バットマン・アンド・サン"に

収録されてますので国内でも読めます。

 

あらすじ

ある日ブルース/バットマンは、戦いの最中に

敵の攻撃を受け、路地裏で気を失ってしまう。

 

目が覚めたブルースのそばにいたのは、

暗殺者集団のボス、ラーズの娘である

タリア・アル・グール。

数時間前、自身が戦っていたテロリストは、

彼女、そしてリーグと関わりのある人物で

あることがタリアの口から判明する。

そこで、彼女と共にリーグの元へ向かい、

ラーズと話をしているうちに、テロリストの

リーダーである”ケイン”が、ラーズが

面倒を見ていた青年であったことが明らかに。

ある日、ラーズの妻であるメリザンドは

ケインが怪我や病気を治す不思議な泉、

ラザラスピットの試作型のある部屋へ

立ち入っているのを目撃してしまう。

ラーズに知られてしまうことを恐れたケインは

メリザンドをピットへ突き落としてしまう。

 

ラーズとタリアがケインを追っていたのには

そういったいきさつがあることを知り、

ケインはゴッサムを脅かす悪でもあるため、

バットマンとラーズは手を組むことになる。

父親と手を組むことは、娘を受けいれること

でもあると告げられたバットマンは、

タリア・アル・グールとの結婚を承諾する。

何もかもがあっという間な現状に

頭の整理がつかないブルースだったが、

タリアに"一度くらい素直に物事を

受け入れて”と告げられ、それを受け入れる。

彼はタリアと交わり、二人は愛に身を委ねた。

 

そしてある日、タリアは子を設けた。

バットマンは、ラーズと良好な関係を

築きつむ、ケインとの決戦に身を投じる。

しかし…

戦いの最中ブルースとタリアの子は、

命を失ってしまう。

その事に深く傷ついてしまうタリア。

それと同じように傷つき、そして

怒りの炎を燃やしたブルースはラーズと

協力し、ケインと決着をつける。

タリアの元へ戻ってきたブルースは、

タリアからもう会いたくないと告げられ、

彼女に謝罪を告げ、ゴッサムへ帰還する。

9か月後、孤児院の玄関口に

赤子が置き去りにされていた。

その赤子には、

ブルースがタリアに渡した首飾りが・・・。

 

はい、そんなお話。

本作は当然と言えば当然かもしれませんが、

黒歴史されて闇に葬られた作品です。

バットマンがタリアと結婚!

さらに二人の間には子どもが!

なんて話ですから。

バットマンキャットウーマン

結婚しないなんてそんなの許されんよな(?)

そんなこんなでなかったことにされたんですが

ですが、モリソンはこの話から

バットマン・アンド・サンを思いつくんです。

モリソンによって正史世界のバットマン

子どもが!という黒歴史設定が、

再び正史世界に復活することとなります。

バットマンとタリアの子どもは、

一体どのような人物となり、

どのような宿命を背負っているのか、

それが少しずつ明かされていきます。

以上がサン・オブ・デーモンのご紹介。

 

では、タイトルのバットマン・アンド・サンの

ご紹介へ。

ここからが本番で、さっきのは前提!笑

 

あらすじ

ブルース・ウェインが慈善活動に向かう途中、

ブルースはやけにどこかへ急ぐ

カーク・ラングストーム博士と遭遇。

(カーク・ラングストーム:蝙蝠を専門とする

生物学者。自身の難聴を治療すべく、

蝙蝠の血清を自身に注射した結果、

マンバットと呼ばれる蝙蝠人間になってしまう)

様子がおかしいラングストーム博士を

不審に思うブルースとアルフレッド。

彼らの予想通り、ラングストーム博士は、

黒い覆面の男たちに何かを渡していた。

それは、マンバットの血清であり、

それを受け取っていたのはタリアたちだった。

そしてタリアのそばには謎の少年が…

 

その後、直後慈善パーティ会場に現れた、

武装マンバット軍団の姿を見たブルースは、

バットマンへ変え戦闘を開始するが、

手強く、数の多いマンバット軍団に苦戦する。

倒しても現れるマンバット軍団の攻撃に、

気を失うバットマン

目が覚めたバットマンの前には、

かつて愛し合った女性である

タリア・アル・グールの姿が。

そしてタリアが連れている謎の少年。

 

その正体は…ブルースとタリアの息子。

バットマン:サン・オブ・デーモンで登場した、

あの赤ん坊の成長した姿だったのだ。

 

彼の名は、ダミアン。

 

その後、バットケイブへ連れられた

ブルースの実の息子、ダミアン。

リーグによって戦い方を叩きこまれた

若きアサシンであるダミアンは、

父であるバットマンに戦いを仕掛ける。

バットマンに”強い”と言わせるほどの

実力を持つダミアンであったが、

その戦術を彼は認めはしなかった。

そんな二人の元に、ロビンである

ティム・ドレイクが現れる。

ティムに対し攻撃的な態度を取るダミアン。

彼らに対し、”俺の行動に指図するな”と

攻撃的態度を取り続ける。

やがてダミアンの行動は過激化していく。

 

バットマンゴッサムで起きた事件へ向かう。

しかし、街を脅かしていたヴィランは、

既に何者かによって頭部を切り取られていた。

同時刻、ティムがバットケイブに戻ると、

ダミアンはバッグからバットマンらが

追っていたヴィランの首を取り出すのだった。

彼は、ダミアンの手によって

既に殺害されていたのだった

そして、ダミアンはティムに襲い掛かる。

だが、ティムに”少し落ち着け、

なぜこんなことを?”と問われる。

そして、ダミアンはこう答える。

”お前に資格がないから。俺は息子で、

お前がいなくなれば彼の真の相棒になれる。

息子として、俺がすべてを受け継ぐ”と。

その後、ロビンのコスチュームを着て

バットマンの元に現れるダミアン。

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ダミアンは当然、”ダミアン、何をした?

ロビンはどこだ?”と問われるが、こう答える。

 

”辞めたよ”

 

だがしかし、バットケイブには・・・

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はい、こんな感じ。

クソガキすぎて笑えないレべル。

ティムがもう可哀想で仕方なくなる。

とまあ、こんな感じでダミアン・ウェインの

クソガキっぷりがなんとなくというか

ちゃんと分かってきたと思います。

とんでもないモンスターですよね。

でも、彼は現在のロビンだし、ここから

どうやって本当のロビンとなっていくのか?

このあと、ティムは怪我で一時活動休止、

ダミアンがロビン(代理)となるわけです。

そして、このあととある展開が。

ブルースが死亡したとされる未来。

しかし、ゴッサムにはバットマンが必要。

だが未来のゴッサムは、怪物の巣窟。

とある人物は、悪魔と契約し、

不死身の肉体を得てバットマンを継承した。

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未来の世界でバットマンとして君臨するのは

ディック・グレイソンジェイソン・トッド

ティム・ドレイクの誰でもない。

 

彼の名はダミアン・ウェイン

 

 

バットマンの冒険の続きは、 

"バットマン:ブラックグローブ"編で。