チャーシューご飯、美味しいね

アメコミや特撮、ポリコレ問題について語ったりします。

シュタゲエリート ルート別感想

鈴羽エンド

個人的にかなり好きなエンディング。まゆりの死と鈴羽の自殺という避けられない運命から逃れるため、ひたすら永遠に同じ時間を繰り返すオカリン。終わりのない無限ループに精神を蝕まれ、心が死んでいくオカリン。そんなオカリンに気づいた鈴羽は自分に起こることを聞かされ、二人で過去に行くことを提案する。そしてオカリンは鈴羽とともに、タイムトラベルをする。いろんな意見があるとは思うけど、個人的にめちゃくちゃ美しい物語だった。α世界線の鈴羽推しだということもあるけど、鈴羽にはせめて幸せに逝って欲しいなって思う。オカリンと二人で、幸せな日々を送って欲しいなあ。鈴羽は2010年には死亡するのがまゆりの死と同じで避けられない運命だとしたら、せめて、幸せに生きてて欲しいなあ。余談だけど、宮野真守氏による心が壊れていくオカリンの演技が凄まじくて、声優の凄さを感じさせられた。

 

フェイリスエンド

シュタインズ・ゲート世界線よりも平和な世界線、Ω世界線にまさかの到達。この世界線においては、オカリンとラボメンの関わりは全くないし、ダルとももちろん他人だし、まゆりも人質ではなくなっている上、紅莉栖に至っては秋葉原に不在。ミスターブラウンとオカリンにも接点がないと見受けられることから、ラウンダーも敵として襲いかかってくることもない。なぜなら、この世界線に未来ガジェット研究所は存在しない。フェイリスとオカリンが恋人やってるシーンはドキドキするものがあるし、普段のプレイでは絶対に見れない恋人としてのフェイリス、いや留未穂のギャップにも少しキュンとくるものがあった。未来ガジェット研究所がない代わりに、紅莉栖もまゆりも死なず、鈴羽もタイムトラベルに失敗しない世界線で、カードゲーマーとして世界に君臨することを選んだオカリンの活躍、正直もっと見てみたいと思った。なにかの短編で描かれてたりしないかな?この世界線を舞台にした話はあるみたいだけど。ゲームとかならそれもプレイしたい。あと、フェイリス以外のラボメンとの繋がりが消え去ってしまっているから、そういう意味ではバッドエンドという意見を見て確かにそうだと思ったんだけど、彼女モードのフェイリス(留未穂)がかわいすぎてそんなことどうでもよくなってしまうんよな。ギャップ萌えを感じましたね。まあ、ラボメンみんながオカリンのことを知らなくてもSG世界線のオカリンと紅莉栖の会話みたいに何かのトリガーがあれば思い出してくれそうだよね。そうやって、未来ガジェット研究所がこの世界線でも誕生してくれたらいいのにね。それに、この世界線だとα世界線みたいにまゆりは収束で死なないし、恐らくはディストピアも待ってないだろうし、紅莉栖もラジ館で命を落とさないし、第三次世界大戦も起きないだろうし、ラボメンが他人になってること以外はさほど悪くないと思うんです。もし何が起きたとしてもタイムリープやDメールがないから、絶望的な状況になりやすいかもしれないけど、秋葉留未穂がいれば大丈夫…かも?笑

 

ルカ子エンド

プレイヤーはオカリン視点なので、何回もまゆりが死ぬのを目にしてきているし、何回もまゆりの優しさに触れてきている。その度にどうしてこんな良い子が死ぬのが運命なんだと悔しくなるし、ラボの癒しであったまゆりの優しい言葉にもう泣きそうになる。このルートは結局、まゆりを見殺しにするエンディングなんだけれど、それもすごく辛かった。オカリンとルカ子、そしてプレイヤーはまゆりが死ぬことを知ってるけどまゆりはそんなこと知る由もない。また明日もコミマなんだと楽しそうにオカリンに話すまゆりがとても辛い。ひたすらに辛い。アニメでまゆりの死を観ていくのと、ゲームで実際にオカリンとしてまゆりの生死を決めていくのは本当に辛かった。ラウンダーに殺されないだけまだマシ…と思いきや、恐らくは心臓発作だが、突然倒れてそのまま死んでしまうというのもすごく悲しかった。守りきれなかった感がなくて、守ることをやめてしまった結果って感じの死に方でとてもしんどかった…。このルートについて調べてたところ、エリート版ではなく原作版ではさらに、オカリンとルカ子が子どもを授かったシーンも存在してるらしくて、複雑な感じがよりアップしてるなあと思った。それに、2025年には岡部倫太郎が死ぬことは確定してるからそれまたしんどい。

 

まゆりエンド

これまで、本当にまゆりの死を何度も何度も何度も見てきて本当に辛かったから、このエンドにたどり着いた時は"紅莉栖ごめんな…"ってめちゃくちゃ思ったけど、紅莉栖の犠牲を無駄にしないためにも、オカリンはまゆりを幸せにするために、まゆりは幸せになるために、オカリンとまゆりはまさかの交際関係に。アニメ等では決してありえない展開に驚いたけど、まゆりが本当に幸せそうで、オカリンとデートしてるのが、オカリンが必死に必死にタイムリープし続けてきて、ようやく掴み取った幸せって感じがして凄くエモかった。オカリンの彼女としてのまゆりを演じてる花澤香菜さんの演技がとてもかわいらしくて、まゆりを愛おしく感じる。ほんとに。まゆりはラボメンだけじゃなくて、プレイヤーの癒しだよ…。このエンディングでは突然心臓発作で倒れて死んだり、綯に押された衝撃で電車に轢かれたり…そんなことが起きないのが本当にいいね。紅莉栖は確かに死んでしまったけど、それでもまゆりが無事で幸せなら…辛いけどね。そして、まゆりがぼんやりと死の連鎖を覚えてるのが本当に辛かった…その都度、必死にまゆりを助けようとしていたオカリンのことも覚えてたし、感謝してくれたまゆりに対して、本当に切ない気持ちになった…。と、思っていたんだけれど冷静に考えるとまゆりがオカリンの人質から恋人にクラスチェンジした素敵なエンディングだとしてもここって…β世界線じゃん。はー、ってことはまゆりにとってハッピーエンドじゃないじゃん…上げて落とす感じ強いから"シュタゲ ゼロ"よりもしんどい思いしなきゃじゃんまゆしぃ…。今はとりあえず幸せでも遠くない日に第三次世界大戦のきっかけとなる事件が起きて、戦争が激化した以降、2025年にオカリンも死亡することが確定してるから、まゆりが"彦星様"をただただ失う未来が待ってると思うとすごく辛いかもしれない…。"シュタゲ ゼロ"と違って"あの日私の彦星様が復活していたら"なんて思うことすらできないわけだし、SG世界線には絶対たどり着けないかもな…。でも、この先第三次世界大戦が起きてしまうからまゆりが幸せじゃなくなってしまうということと、まゆりも紅莉栖も死なないかもしれない世界線があることを鈴羽が提示すればここからでもSG世界線に飛べるかもしれない…けど、紅莉栖を助けることを諦めたルートなんだから、紅莉栖を助けたいという執念もそこまでないかもしれないし無理かもしれんね…。オカリンの彼女になったかわいいかわいいまゆしぃが楽しめるからグッドエンディングだと思い込んでたけど実はとんでもないバッドエンドですね、これ…。今の気分はβ世界線に戻ればまゆりを救えると思ってラボメンの思いを犠牲にしながらDメールを取り消していって、さあ解決だって思いきやβ、世界線はまゆりではなく紅莉栖が死ぬ世界線だと思い出したオカリンと同じような気持ちです。

 

紅莉栖エンド

途中まではアニメでも見た展開。つまりはお互いの気持ちを伝え合ってキスして、最後のお別れを言い合って、まゆりの生きてる世界線へオカリンが移動する直前、紅莉栖が何故か帰ってきてて、紅莉栖が何かを伝えようとする直前でオカリンはβ世界戦へ移動してしまい、まゆりに支えられながら、ついに泣いてしまうという悲しいエンディング。この先のオカリン、ゼロみたいに黒服で生活するかもしれないね。まゆりエンドに似たような展開になっていくのか、ゼロみたいにオカリンが鳳凰院凶真を封印しつつ、紅莉栖を殺してしまったトラウマと戦ってるのをまゆりが支える感じになるのかはわかほんけど…。

 

トゥルーエンド

紅莉栖エンドの続き…という感じ。偽エンドロール中にβ世界線の鈴羽から電話がかかってきて…というところでチャプター11に進む。チャプター11は鈴羽とオカリンが過去に向かって紅莉栖の死を阻止して失敗して、執念オカリンからのメッセージを見たオカリンがめちゃくちゃ無茶して紅莉栖を助けて…って流れですね。まあアニメ終盤まんまです。ゲームだと、自分でここまで進めて掴み取ったエンディングなので達成感も嬉しさもハンパないですね…はあ、よや紅莉栖とまゆりが死なないエンディングを掴み取った。紅莉栖とまゆりと接点が薄いという辛い点はあるけど、ラウンダーとかいなさそうなフェイリスエンドのが平和だけどね…笑