チャーシューご飯、美味しいね

アメコミや特撮、ポリコレ問題について語ったりします。

GL用クライシスまとめ その2

本記事は前回の続きです。

 

前回の記事

GL用 "クライシス"まとめ その1 - 「感想」

 

はい、というわけで。

今回も語っていきます、GLの邦訳を読む上で

知っておくといいクライシスまとめ。

 

前回は"グリーンランタン・リバース"及び

"シネストロ・コァ・ウォー"を読むなら

知っておいて欲しいことまとめ。

 

今回は何のためのまとめ…かというと

また"シネストロ・コァ・ウォー"用のまとめ。

ふたつのクライシスのことを知っておくとね

しっかり楽しめるんですよ。

というか、今回紹介するクライシスの方が

"シネストロ・コァ・ウォー"を楽しむうえで

必要な知識なんですわ。

前回の"クライシス〜"に関しては

アンチモニターは恐ろしいってことと、

アース2のスーパーマンたちがこうして

居場所を失ったんだよ〜ってことが

何となくわかったらそれで大丈夫です。

 

というわけで今回はこちら。

 

"インフィニット・クライシス"

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本作は前回の記事で紹介した

"クライシス・オン・インフィニット・アースズ"の

事実上の続編という作品でもありますので、

アース2のスーパーマン等のキャラが

再登場するため、前回の記事で紹介しました。

 

"インフィニット・クライシス"を読む上で

知っておいて欲しいキャラ一覧

(その他大勢のキャラが出てきますが、

実際に読んでて気になったキャラは解説を

読んでください、そこまでの気力はない)

 

スーパーマン(アース2)

本名:クラーク・ケント(カル・エル)

最初のクライシスにおいて、アース1の

若い自分と共にアンチモニターと戦った

もう一人のスーパーマン

クライシス後、ニューアースに居場所がなく、

反宇宙から地球への帰還が出来なかったため、

妻のロイス、アース3のアレクサンダーJrや

アースプライムのスーパーボーイと共に

どこかの空間で新たな世界をクライシス後、

ずっと見守っていたことが本作で明らかに。

妻のロイスの身体の調子が悪く、

なんとかして妻を救おうとしているが…?

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アレクサンダー・ルーサーJr(アース3)

本名:同じ

善悪逆転世界''アース3"のレックス・ルーサー

息子であり、クライシスで活躍を見せた青年。

"マルチバースの復活"という計画のために、

正史世界のレックス・ルーサーに成りすます、

などと密かに暗躍を続けていた。

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髪切った?

 

スーパーボーイ・プライム

本名:クラーク・ケント

彼以外のヒーローはみんなコミックのキャラの

世界であるアースプライムの唯一の生き残り。

アース2スーパーマンらと共にニューアースを

見守っていたが、居場所もあり、家族もいて

恋人もいる正史世界のスーパーボーイに

嫉妬を募らせていく。

自分の世界を取り戻すために、

アレクサンダーJrの計画に協力する。

嫉妬を募らせたスーパーボーイ・プライムは

やがてスーパーボーイに戦いを挑み、

ヤングヒーローを敵に回すことに…

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マルチバースや最初のクライシスについては、

前回の記事を参照。

GL用 "クライシス"まとめ その1 - 「感想」

 

スーパーボーイ

本名:コナー・ケント(コン・エル)

正史世界のレックス・ルーサー

スーパーマンのDNAで作ったクローン。

自分がスーパーマンのクローンであることを

コンプレックスとして抱えている。

空中飛行が出来なかったりと相違点が多い。

スーパーボーイ・プライムに嫉妬され、

執拗にだる絡みされ、うんざりしている。

タイタンズと呼ばれる元サイドキック等の

若者ヒーローとして活躍している。

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いけめん

 

パワーガール

本名:カーラ・ゾー・エル

元々はアース2のスーパーマンの従姉妹。

ニューアースに統合された結果、

"クリプトン崩壊で生きのびたのはスーパーマンのみ"

という歴史に変わり、アース1の"スーパーガール"及び

アース2の"パワーガール"の存在は消滅した。

はずだった。

だが、クライシスで"時の暁"の戦いを経て、

存在の消滅を回避したパワーガールは、

新たな正史世界に残ってヒーローを続けた。

それによって、世界が彼女の存在という

矛盾を解消しようとしたため、

パワーガールは"アトランティス人の魔術師、

アリオンの孫"ということになっている。

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金髪ショート、よき

 

なんとなくのあらすじ

"クライシス・オン・インフィニットアースズ"や

"ゼロアワー"等の作品で大きく様変わりを見せた

DCの正史世界。(前回の記事参照)

新たな世界は可能性に満ちていた。

スタートは上々で、そこには希望があった。

そんな彼らを最初の"クライシス"で居場所を

失い、アレクサンダーJrによって作られた

避難所で見守っていたアース2のスーパーマン

アースプライムのスーパーボーイたち。

彼らは"これなら大丈夫だ"と安心していた。

だが、彼らはその判断ミスに気づいた。

かつての地球に勝るところが何一つない。

(ニューアースへの生まれ変わった正史世界には

"2代目ロビンのジェイソンの死"や、

"スーパーマンの死(後で生き返る)"、

"バットマン背骨折られ事件(リハビリします)"、

"アイデンティティ・クライシス(次回紹介)"、

"ワンダーウーマンヴィランを殺害"等の

目を背けたくなる悲惨な出来事が起こっている)

拡がる闇がヒーローたちの人生を歪ませる。

ある者は死に、ある者は道を見失った。

それでも彼らは見守り続けた。

ヒーローの復活を願いながら。

だが、それ以降も悲劇はどんどん訪れた。

歪みはアース2のスーパーマンの避難所にまで。

何もかもを犠牲にして、アース1やほかの世界を

救ったアース2のスーパーマンは怒った。

怒りに任せ、アース2のスーパーマン

次元の壁を殴り続け、やがて破壊するのだった。

そして、彼らはニューアースにやってきていた。

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アース2のスーパーマンらは、元アース1出身で

現在はニューアースのスーパーマン孤独の要塞

ひっそりに住み着いていた。

(孤独の要塞…スーパーマンの秘密基地。

クリプトンの技術などが再現されている)

その後、アース2のスーパーマン

ニューアースにいる自分の従姉妹だった存在の

パワーガール接触し、孤独の要塞に連れてくる。

そして、アース2のスーパーマンはカーラに、

"自分は君の従姉妹だ"ということや、

"以前は世界は無数に存在していた"ことなど、

さまざまな事実を告げるが、カーラはピンと来ない。

だがアース2のスーパーマンの妻ロイスに会った途端

カーラは全てを思い出すのだった。

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アース2のスーパーマンは語る。

"今のこの地球は堕落している。

そして、なぜ私が生き延びられたのか、

理解できなかったし、私の存在意義は何なのかも

わからなかったが、今ならわかる。"と。

クライシスにより再生した宇宙であるニューアースは

当時のコミックの主軸となっていたアース1を

軸にした世界であり、ほかの世界の残骸が

(ジャスティス・ソサエティのいたアース2や、

キャプテンマーベルのいたアースSなど)

その隙間に織り込まれた。

だが彼らは救うべき地球を間違った。

消えるべきはアース2ではなく、アース1の方。

そう思うようになったアース2のスーパーマン

自身の地球を取り戻すために行動を開始していた。

 

バットマンは、これまでニューアースに起きた悲劇で

人間不信が加速し、間違うことの無いAIを開発。

だが、そのAIは正義を暴走させ、最悪の結果に。

自身が招いた結末に胸を痛めるバットマン

"どうかやり直す機会を"と悲痛な願いを漏らす。

そんな彼の元に、救いの言葉をかける男が現れる。

"君ならやり直せるさ"

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アース2のスーパーマンバットマンの元へ…

 

"力を貸してくれるだろ?"

アースプライムのスーパーボーイは、

アース2のパワーガールに詰め寄っていた。

パワーガールは"協力はもちろんしたいが、多元宇宙は

不安定だとカル(アース2のスーパーマン)は言っていた。

私たちの地球に何が起こるか確かめるのが先だ"と。

そう言った瞬間、スーパーボーイは激昴した。

"私たちの地球?君のでも僕でもない!

あそこはクズどもでいっぱいだ!

ヒーローだって酷いもんさ!"

そう言って、スーパーボーイは、

もう一人のスーパーボーイへの嫉妬を語る。

(彼については前述の"スーパーボーイ"を参照)

 

アース2のスーパーマンバットマンにアース2が

"希望と愛に満ちた素晴らしい場所"であることを語る。

アース2のゴッサムはニューアースのゴッサムほど、

荒れてはいなかったことや、アース2のバットマン

ゴッサム市警の本部長でキャットウーマンと結婚して、

ヘレナと呼ばれる娘も授かったことを告げる。

(ヘレナはハントレスと呼ばれるヒーローでもある。

ちなまにニューアースにもハントレスは存在するが、

ヘレナ・ウェインではなくブルースとは無関係)

アース2のスーパーマンバットマンに、

アース2を軸にした新たな正史世界を作れば、

君はもう苦しむことはないし、よりよい世界になる"

ということを彼に語ると、バットマン

アース2を復活させたらこの世界はどうなる?と聞く。

アース2のスーパーマンはアース2の歴史に

統合されると告げると、バットマンはまた聞く。

"ディック(ナイトウィング)はどうなんだ?"

この地球は全てが堕落していると言ったな。

私の地球のディックも堕落しているのか"

アース2のスーパーマンはそれを否定する。

バットマンは、やはり己を曲げない男だった。

アース2のスーパーマンは"最強のコンビは

再び手を組む、そうなって欲しかった"と漏らし、

どこかへと飛び去っていくのだった。

(その後、バットマンナイトウィング

短いながら非常に尊みの深いやりとりがあります。

是非、手に取って読んでいただきたい…!

展開が暗いからこそ尊く輝くのだ…)

 

パワーガールは、孤独の要塞で見つけた。

アンチモニターの残骸や、

マーシャン・マンハンターらが、

よくわからない機械に繋がれている様を。

それを知ったパワーガールは何者かに殴られ、

気絶してしまうのだった。

そしてバットマンも同時刻、ジャスティス・リーグ

基地にある監視カメラをチェックしていた。

そこには、マーシャン・マンハンター

"スーパーマン"らしき人物に襲われる映像が。

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パワーガールを気絶させた謎の人物、

リーグの基地を襲撃した謎の人物。

 

"言っただろ、この女は敵だって"

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その正体はアースプライムのスーパーボーイだった…

 

(余談。

マーシャン・マンハンター

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火星人の生き残りで、擬態能力を持つ。

他には心を読んだり、空を飛んだり、

念力を使えたり、怪力だったり、つよい。

ジャスティス・リーグの創設メンバーでもある。

2011年のシリーズのジャスティス・リーグでは、

過去にリーグに在籍していたヒーローとして登場。

現行のジャスティス・リーグではメンバーに復帰。

現行の展開の流れは記事にする予定なのでお待ちを)

 

アース3のアレクサンダー・ルーサーは語る。

ニューアースに来たのは最近の話ではなく、

何ヶ月も前の話で、この世界に来てから、

アース2を復活させるため、暗躍し続けていた。

まずはかつての"クライシス"でヒーローらに

倒されたアンチモニターの残骸の回収。

そして、ニューアースのレックス・ルーサー

成りすまし、ある装置の動力源となる人材の確保、

そして、彼は完璧な世界を見つけるのが目的。

パワーガールはそれがアース2か聞くと、彼は否定

アース2など単なる通過点に過ぎないことを明かす。

 

その後、アースプライムのスーパーボーイは

ニューアースのスーパーボーイにダル絡み。

彼がいるカンザスに襲撃し、彼に殴りかかる。

スーパーボーイ・プライムは叫ぶ。

"本物のスーパーボーイはこの僕だ!"と。

そんなスーパーボーイ・プライムの元に、

スーパーボーイの仲間であるヒーローチーム、

タイタンズが現れるのだった。

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嫉妬に狂ったスーパーボーイ・プライムは、

ヤングヒーローを次々と殺害していく。

"お前らがそうさせた"と泣きながら殺していく。

"クライシス"の際に自らの世界を犠牲にして、

正史世界を救ったスーパーボーイはもういない。

そこにいるのはスーパーマンと同等の力を持つ

スーパーヴィラン、スーパーボーイ・プライム。

フラッシュ(ウォリー)とキッド・フラッシュ

(バート・アレン。

30世紀からやってきたバリー・アレンの孫)は

スーパーボーイ・プライムをフラッシュらが

スピードを得ている空間のスピードフォースに

閉じ込めることにした。

ウォリーはスピードフォースの暴走で、

どこかへ飛ばされてしまい、バートは一人だけ。

かと思われたが、意外な協力者が現れる。

かつての"クライシス"で死亡したと思われていた、

バリー・アレンことフラッシュだった。

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実はバリーはあの時死亡したわけではなく、

あまりにスピードを出して走りすぎたため、

スピードフォースと一体化してしまっていたことが

明らかになった。つまり、バリーは生きていた。

バリーやほかのスピードスターの強力で、

バートはスーパーボーイ・プライムを

スピードフォースの中に閉じ込めるのだった。

 

その後、準備を整えたアレクサンダーJrは、

アンチモニターの残骸とさまざまな人物を

取り付けて完成させた装置を用いて、

ニューアースを再びアース1とアース2に分離。

元アース2のジャスティス・ソサエティらは、

自分たちがアース2出身であることをすっかり

忘れているため、ここはなんだ?状態。

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一方、アース2のスーパーマンは妻のロイスと

自身らの世界の復活を喜んでいた。

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だがしかし、ロイスの体の不調が

さらに悪化してしまうのだった。

そして、ロイスは夫である彼に、感謝を告げ、

別れの言葉を述べて、死亡してしまう。

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泣き叫ぶアース2のスーパーマンの声は、

"アース1のスーパーマン"に戻った

正史世界のスーパーマンの耳にも届いた…

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自身の妻の名前でもある"ロイス"という名を

聞いて飛んでやってきたスーパーマン

アース2のスーパーマンは彼に対して、

"お前が堕落を持ち込んだせいで、

妻が死んでしまったんだ!"と激怒し攻撃。

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(ちなみにこのシーンは、アース2のスーパーマン

というかスーパーマンというヒーローが世界に

初めて登場した1938年に発売された

アクションコミックス#1のシーンのオマージュ)

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"あの地球には完璧な世界を実現できる可能性が

あったのにお前たちのせいで台無しだ!

だから私はここに来た!"

怒りに満ちたアース2のスーパーマンは、

正史世界のスーパーマンに激しく怒鳴る。

だが、正史世界のスーパーマンはこう答える。

"ここがどこであれ、完璧じゃない。

完璧な地球にはスーパーマンはいらないはずだ"

そう言われたアース2のスーパーマンは我に返る。

アレクサンダーJrはマルチバース復活のためだけに

アース2のスーパーマンを利用していただけだった。

なぜなら、アース2のスーパーマンマルチバース

取り戻す鍵であるため(理由は不明。

メタ的に言うならコミック界で初めて登場した

スーパーマンであるから、だろう)

そして、アレクサンダーはマルチバースを復活させた。

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そのタイミングで、スピードフォースから

スーパーボーイ・プライムが出てくる。

その姿はかつてのアンチモニターを彷彿とさせる。

実は彼はいろいろあってアンチモニターの力を得た。

なのでこういう姿となっていたのだ。

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アレクサンダーJrはマルチバースのいろんな世界を

ひとつに融合させる実験を行っていく。

 

マルチバースが復活してもなお、

自身の世界に何故か帰ることができない

スーパーボーイ・プライムは、俺をここまで

変えたやつらのせいで帰れないんだと逆恨みし、

ナイトウィングらを殺そうとするが、そこに

スーパーボーイが現れ、再び戦う二人。

苦戦するスーパーボーイは、

スーパーボーイ・プライムを持ち上げて、

アレクサンダーJrの作った装置に突進する。

その結果、装置は破壊されて、

一時的に復活していたマルチバース

再び消え去り、仮のアース1やアース2は再び融合し、

ニューアースは再生するのだった

だが、その結果スーパーボーイは無念の戦死を遂げる。

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だが、スーパーボーイ・プライムは未だ健在。

今度はグリーンランタン隊が立ち塞がる。

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一方、装置を破壊されたアレクサンダーJrは激怒。

その場に居合わせたバットマンを攻撃するが、

ナイトウィングがそれを庇って重症を負ってしまう。

怒りに満ちたバットマンは、使うことすらしないほどに

憎んでいる銃を手に取り、アレクサンダーJrを

撃とうとする

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(一応説明しとくとバットマン…というか

ブルース・ウェインは強盗によって、

両親を銃殺されているため)

だが、その直後、ワンダーウーマンに止められる。

"その価値はない"と。

そして、バットマンは頷き銃を捨てるのだった。

(ちなみに重症を負ったナイトウィングは無事)

 

一方グリーンランタン隊員を蹴散らし、圧倒した

スーパーボーイ・プライムはアース1とアース2の

二人のスーパーマンによって、スーパーマンにとって

弱点である赤い太陽のある近くの星へ運ばれる。

そこで、三人だけの最終決戦が始まるのだった。

アース2のスーパーマンを何度も殴り続ける

スーパーボーイ・プライム。

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そして、アース1のスーパーマンにも。

"お前が死ねば俺がスーパーマンだ!"と叫ぶ

スーパーボーイ・プライムに激怒するスーパーマン

"お前には無理だ、スーパーマンであることの

意味を知らないお前には"と。

だが、スーパーボーイ・プライムは反論する。

"わかってる。俺も惑星クリプトンで生まれた。

お前のよりはるかに優れたクリプトンでだ"と。

だが、スーパーマンは最大級の名言を語る。

"生まれがどこかなど関係ない。

お前のパワーもだ、胸のシンボルも。

重要なのはなにをするかだ"と。

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この精神…!

これこそがスーパーマンなんですよ。

能力があるから彼はヒーローなのではなく、

高潔な精神を持っていたからこそ、

ヒーローに、スーパーマンになったんです。

これこそが彼の魅力で彼の最大の強み。

内面から来る希望の象徴なんです…!

 

その後、生き延びてニューアースに隠れた

アレクサンダーJrは再び計画を立て直し、

実行するための準備を進めようとするが、

ジョーカーが襲われ、顔を酸で溶かされる。

助けを求めるアレクサンダーJrの前に現れたのは、

彼が成りすましていたレックス・ルーサーだった。

レックスは微笑む。

そして、かつてアレクサンダーJrが言ってきた

"愚かということを教えてくれ"という皮肉。

それに対する皮肉返しとして、

"愚かなのは誰だね?"と嘲笑するのだった。

 

アレクサンダーJrはそして死んだ。

そして、これまでの戦いでこじれにこじれた

バットマンやスーパーマンらの関係が

昔と同様に友人関係に戻ろうとしていた。

 

さらに。

グリーンランタンによって捕らえられた

スーパーボーイ・プライムは牢獄の中で

怪しく微笑むのだった。

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というわけで、インフィニット・クライシスは

こんな感じでございます。

すごい話でしょ?めちゃ面白かったです。

大まかな流れを語るためにあえて

はしょったパートもあるので、ぜひ買って読んで

確認して頂きたい…!

バットマンナイトウィング尊いやりとり、

バットマンとグリーンランタンの不仲を超えた友情、

すごく熱いシーンの宝庫なので是非。

 

ちなみに。

インフィニット・クライシスの後で

明らかになる事実なんですが、

実はアレクサンダーJrの行動によって、

マルチバースが復活していたことが判明。

これまでのマルチバースの全部ではないが、

52個のマルチバースが復活していました。

現在もなお、52個のマルチバースという

設定は残っています。

機会があれば語ろうかな。

 

では、その3でお会いしましょう。

 

またの。