【ドゥムクロ邦訳決定記念】ウォッチメン
持ってる邦訳アメコミを紹介していく企画。
第一弾は有名も有名なDCのアメコミこと
ウォッチメン
…を、今更ながらに紹介していきます。
まあ、なんで紹介しようかと思ったかというと
独自の解釈でウォッチメンの続編を描いた、
ドラマ版ウォッチメンが観れるようになったこと、
DCユニバースとウォッチメン世界という
交わるはずのない禁断のクロスオーバーにして
フラッシュポイントから続く謎を解き明かし、
これまでの物語が一つの終わりを迎えるうえ、
これまたウォッチメンの続編でもある、
ドゥームズデイクロックが邦訳決定したこと。
この二つの出来事を記念して紹介しようかと。
ドラマを観たいけど前提知識を知らない人や
ドゥムクロを読みたいけど、同様に前提知識を
全く知らない人もいるだろうし、
ちょうどいいタイミングなんじゃないかと。
(ちなみにドラマ版は正史ではなく、
こうなっていたかもね、というIFストーリーで
ドゥームズデイ・クロックこそが正史です)
大のウォッチメンファンではなく、
DCコミックスファンとしての紹介なので、
ウォッチメンガチ勢を怒らせるような内容かも
しれませんが、そんなのは知りません。
ですがどうか、お手柔らかに。
注意:核心的なネタバレはさすがに避けますが、
それでも多少のネタバレがありますので、
本編の盛り上がる要素に関係しないネタバレなら
全然構わない人や、忘れっぽい人向けの紹介です。
あらすじ
1985年のある日、エドワード・ブレイクという
男性が何者かに襲撃されてしまう所から物語は始まる。
事件の真相を調査するために彼の自宅の部屋侵入。
トレードマークである"ボタン"が落ちていたこと、
彼の部屋にヒーロースーツが保管されていたことから
ロールシャッハはブレイクがコメディアンという
過去に活躍していたヒーローということを知り、
ありふれた殺人事件ではないことを把握し、
コメディアン殺人事件の調査を開始した。
一方、引退したヒーローの一人である
元2代目ナイトオウルのダンは初代ナイトオウルの
ホリスと楽しく談笑したのち、帰宅すると
ロールシャッハが家に侵入しており、
彼は怯えたダンにコメディアンのボタンを見せ、
コメディアンの死を彼に伝える。
コメディアンは政府の仕事に就いていたことから
政治絡みの事件なのではないかと疑問視するダンに
ロールシャッハはヒーロー狩りかもしれん、と告げるが
ダンは彼にその考え方は病気だと批判する。
しかしロールシャッハは全く気にせずに
ヒーローを狙っている可能性を伝え、
その場を後にするのだった。
ヴェイト/オジマンディアスであった。
彼もダン同様に政治的暗殺だと考察したが、
ロールシャッハはやはりその筋でないと判断。
そして、ヴェイトへの警告を済ませた
ロールシャッハはその場を後にするのだった。
次にロールシャッハが会いに行ったのは、
この世界で唯一のメタヒューマン(能力持ち)である
ジョン/ドクター・マンハッタン。
彼にコメディアンの死を告げたところ、
"生と死は抽象概念に過ぎず、関心がない"と
告げ、思わず声を唸らせるロールシャッハ。
そんな彼に"ふさわしい死に方"だと
ドクター・マンハッタンの恋人であり、
元2代目シルク・スペクターのローリーは告げた。
ローリーの母親である初代シルク・スペクターの
サリーは過去、ブレイクにレイプされかけたという
過去があることからブレイクを憎んでいた。
ロールシャッハはそれを''些細な過失"と吐き捨て、
彼女を不快にさせたことからドクター・マンハッタンの
能力で外に追い出されてしまい、再び唸った。
それ以降も、次々と現役時代の問題行動が
さまざまな人物の口から明かされていく。
誰が彼を殺してもおかしくないレベル。
事件は迷宮入りしかねない。
だが、ロールシャッハは真相解明を諦めなかった。
だがしかし、関係者に話を聞き回っていた彼は
何者かによって罠に嵌められてしまい、
殺人の罪を着せられてしまった挙句、
何者かの通報を受けて駆けつけた大勢の警察に
取り押さえられ、逮捕されてしまうのであった。
(二件の第一級殺人の容疑がかかっているが、
これに関しては無実である)
果たして、ロールシャッハは事件の真相を解明し、
真犯人に裁きを下すことができるのか?
という感じです。途中も途中なんですが、
気になるとこで終わらせた方が読みたくなるかな、
そういう悪どい感じで終わらせときました。
コミックではブレイク/コメディアンが行った
数々の問題行為が次々と描かれていきます。
そして、逮捕されて刑務所送りとなってしまった
ロールシャッハの精神鑑定をマルコムという
医師が行うエピソード、
ロールシャッハ逮捕の知らせを受けて、
ついに行動を起こすかつての仲間たち、
超人となった故、孤独のドクターマンハッタン、
最後に明かされる事件の黒幕とは一体誰なのか?
黒幕の目的とは一体なんだったのか?
読んでいけば全てが分かるはずです。
DCU:リバースやバットマン/フラッシュ:ボタン、
今後邦訳されるドゥームズデイ・クロックで
描かれるその後のウォッチメンを楽しむために
本作は完読必須なアイテムとなっております。
ぜひ、手に持ってご堪能ください。
ちなみに、原作コミックの内容に概ね忠実な
映画版ウォッチメンを見てから、という方法も
割とおすすめです。
それでは、また。
下記はAmazonへのリンクです。
ウォッチメン(コミック)
ウォッチメンの前日譚
(ウォッチメンのスピンオフ的作品ですが、
読まなくても楽しめますので、
どうしても読みたい方のみでいいと思います)
ウォッチメンの関連アメコミ
バットマン/フラッシュ:ザ・ボタン (ShoPro Books DC UNIVERSE REBIRTH)
- 作者:ジョシュア・ウィリアムソン,トム・キング
- 発売日: 2018/09/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
ウォッチメンの要素が絡んできますが、
DCユニバースの正史が舞台の作品ですので
それなりに予備知識がいる作品です。
最低限、フラッシュポイントや
NEW 52!のジャスティス・リーグくらいは
読んでから読むことを強くおすすめします。
ウォッチメン(映画)
(オススメはアルティメットカット版です。
劇場公開版ではカットされてしまった、
原作にもある数々のシーンが復活してます)
ウォッチメン(ドラマ)
(僕は未見ですが評価の高いシリーズのようです。
早く観たいなあ)